【062】 自転車と徒歩
  下町のひとは徒歩と自転車が大好きだ。 外出の際にはひたすら歩く。 通勤でも最寄り駅までバスで停留所二つ、 三つくらいは平気だ。 それ以上の距離となると、 自転車を使う。 ひたすらペダルをこぐ。 自家用車がないわけじゃない。 

  地球温暖化の影響で、 動植物の生態系が狂っている。 車の排気ガスが地球を蝕む。 歩けば、 CO2を出さない対策になる。 こんな小難しい話しではない。 
  徒歩は健康のためだけではない。 歩けば、 路傍の花、 民家の庭先の草木もじっくり観られる。 日々、 微妙に花弁の色などが変化する。 季節の情感が肌で感じられる。 
通りで知合いに会えば、 住民どうしの気さくな立ち話ができる。 街と同化できるし、 共有ができる。 
  自転車は愛される乗り物。 最高に小回りが利く。 帰宅の途中で、 混み入った商店街、 仲見世でも入っていける。 店頭まで乗り付けられる。 自転車のスタンドを立てて、 夕飯の仕入れができる。 

  下町っ子は徒歩と自転車が好きだ。 地球にやさしいんだな。 

 061へ  <= 100景 TOPへ => 063へ

穂高健一の世界トップヘ戻る

Copyright(C) 2006-07 Kenichi Hodaka. All right reserved.